ミレニアムベース

住宅基礎と鉄筋について

住宅を支える基礎

私たちの生する住空間は、基礎によって支えられています。建物の下にあって目立たない住宅基礎ですが、どこのハウスメーカーでも建築資材の中で重要度がもっとも高い「最重要部材」として扱われています。
住宅基礎は地震や台風から家を守るための、3つの大きな役割を持ったとても大事な部分です。

3つの役割

住宅基礎の種類

  • 布基礎
    良質な地盤の場合に用いることが多い一般的な工法で、逆T 字型の形状をした基礎です。コンクリートと鉄筋の使用量を少なく抑えることができるため、コスト面での負担が少なくて済むのが特徴です。元々の地盤がしっかりしている敷地や建物自体が軽い場合に多く見受けられます。
  • ベタ基礎
    ベタ基礎は軟弱な地盤の場合に用いることが多い工法で、地盤に対して設置面積が広く軟弱な土地でも安定することできます。また、床下全面を鉄筋コンクリートで覆うため害虫の影響を受けにくく、防湿効果も期待できます。作業性は良いですがコンクリートと鉄筋の使用量が増えます。

鉄筋とコンクリート

住宅基礎は外見からはただのコンクリートに見えますが、ほとんどの住宅基礎はコンクリートの中に鉄筋が入った「鉄筋コンクリート」で作られています。鉄筋コンクリートは「圧縮力に強いが引張力に弱いコンクリート」と「引張力に強いが圧縮力に弱い鉄筋」を一緒にすることで、両方の長所が組み合わせられて短所を補い合うものです。

  • ※コンクリートの長所と短所
    長所:圧縮の力に強い
    長所:鉄筋を錆から守る
    短所:引っ張られる力に弱く割れてしまう
  • ※鉄筋の長所と短所
    短所:長手方向の圧縮の力に弱い
    長所:引っ張られる力に強い
そもそも鉄筋はどのような物なのか?
ミレニアムベースを含む、ユニット鉄筋と呼ばれる商材の多くは「異形棒鋼」と呼ばれる鋼材からできています。
まず鋼材とは、鉄を主成分とした鋼(はがね)と呼ばれる資材を、特殊な機械で引き延ばしたり、叩いたりして様々な形に加工したものの総称です。形状は厚板・薄板・帯鋼・棒鋼・条鋼・線材・管・形鋼などがあり、それぞれの用途に合わせ土木や建築、機械などに利用されています。この中に含まれる丸鋼や異形棒鋼などのことを鉄筋と呼んでいます。異形棒鋼の特徴は、その表面にある凸凹の節です。この凸凹の節があることで、鉄筋とコンクリートの付着製を高める働きがあります。

各種お問い合わせ

ページのトップへ